七五三少女・チトセ
七五三少女・チトセ (千)
七五三少女・チトセ(戦)
魔法による攻撃力低下の影響を受けない。
七五三少女・チトセ(閃)
被ダメージを常にー1000。
攻撃してきた相手モンスターに毎回1000のダメージを与える。
カード講評
このカードで最大の問題は、果たしてこの同名異効果の3カードは「同じ名称のカード」として扱われるのかどうかだ。デッキに何枚まで入れられるのだろうか?
一般的なカードゲームでは、同名にして効果が異なるカードというものがそもそも存在しない。
銀枠MTGの例を取れば、《アマチュア監督》は4パターンのカードを全部合わせて4枚までしかデッキに入れてはいけないことになっている。
しかしよく考えて欲しい。
今日のカードゲームにそんなルールはない。
実際、《クミトッテ姫》だけを相手のデッキより多く積み込むことで攻撃を封じライブラリアウトを狙う『クミトッテロック』のアーキタイプが存在するではないか。
これにてカード名やデッキに何枚の議論は終結とする。文句があるならかかってこい。
さて、ルール議論が終わったところでデッキに組み込んでいこう。
しかしよくよく見ればこのカード、恐ろしい性能をしている。
3000/3000が基準の今日カーにおいて、第一形態でも6000/1400、第三形態になれば8000/7530という超性能。
特に第三形態では、1000ダメージ即死という環境でダメージ1000軽減、さらに攻撃対象にされた時点で1000ダメージを与える、となっている。
基本的に第三形態を戦闘で破壊することは不可能と言ってよいだろう。
さらに言えば、第三形態になるためには第一、第二と辿らなくてはならないということも一切書いていない。
いきなり第三のみが出てくることも考えなければいけないわけだ。
クリーチャーカードトップメタの一角である。
対戦考察
基本的にコントローラー側に考えることはない。ただ召喚して殴ればそれだけですさまじい脅威である。
特に《S・Sプレイ》で攻撃を強要すれば事実上の除去カードとしても扱える。
他には《蹂躙》や《豆まき》て全体除去をする程度だろうか。
一方、対戦プレイヤーには積極的な防御策が求められる。
第一に考えられるのは《突発牛肉》や《オチ製造機》、《悪魔のティッシュ箱》で即除去を行うことだ。
《ありがとう平成元号バリア》は《チトセ》の攻撃力過剰を逆手に取った良メタである。
強力なカードはコントロール奪取の格好の餌食でもある。《封印されしやつⅣ》の出番だ。
他に、《でっかい袈裟固》で行動を封じてしまうのもよい手だ。人間サイズが「大きすぎず小さすぎない」ことはあり得ないだろう。
ロック系の対策としては《カラムート》+《麒麟》のコンボが最近現れた。千歳飴だけを食ってる人間が食べ物っぽくないわけなかろう。見方によっては人間そのものが食べ物である。
《袈裟固》、《カラムート》+《麒麟》のどちらも、複数枚の《チトセ》に同時に対処できるところがメリットだ。
特に《カラムート》は「たまご」、「りゅう」、両パックのカードにシナジーを生む、これからの重要カードとなるだろう。
カード総評
カード評価 - ★★★★☆
強力なカードだが、最近は戦闘力では見劣りするようにもなってきた。
飛行対策にもならないし、このカードだけを頼りにしてデッキを組むのは今や危険といってもよいだろう。
カード考察
元ネタは伝奇小説に登場する怪談「桃娘」であろう。
千歳飴だけを食べたから千歳飴を操れるようになるわけでもあるまい。俺も生まれてから米食ってるけど米操れないゾ。
きっと両親は飴屋で、食わすものは店の飴しかないし、教えられることは生業の飴細工しないのだろう。
かわいそうな生い立ちと言えばかわいそうである。
スーパーサイズミーとかに出られそう。
リンク
今日のカードゲーム (@Supercardgame01) | Twitter
みんカーもよろしくね