蹂躙
蹂躙 - (馬)
ATK3000以下のカードを破壊
作者:keo
カード講評
いわゆる全体火力カード。
このATK3000以下というのが極めて微妙なラインなのがポイント。
基本的に今日カーカードはATKがインフレしがちで、『シンラツ』『チトセ第一形態』『六手の奏』などのバニラが当然のように3000を上回ってくる。
一方、『高圧的洗浄機』『なまこ』『漆黒の料理人』などのシステムカードはばっちり除去できるというギリギリのラインがATK3000なのである。
特に、デッキに『フレディ・マーズ』のみを積み込む『火星圧殺』デッキに対して特効薬となる。
相性のいいカードは、ATKを操作するカード。
特に『下あごダルンダルン龍』と『つよい着ぐるみ』は修整が+3000とちょうどいいので、味方のカードを生き残らせるために使いやすい。
死ぬときに吐き出すタイプの『
』も候補だが、捕食クリーチャーの効果を上書きしてしまうので死んでくれないと困る上、+1000されてしまうと3000を超えるクリーチャーも多いので使いにくい。
『逆さまのジョー』もキーカードになる。
今日カーでATK・DEFがともに3000を超えるクリーチャーは『とりけら』『チトセ第三形態』『機械仕掛けの死神』『麒麟』『燃えないドラゴン』の僅か5枚のみなので、クリーチャーメインのビートダウンに対して『ジョー』→『蹂躙』は事実上のサンダーボルトに近い。
また、『ジョー』によって『パンチ星野』が『蹂躙』をかいくぐることができるため、
全体除去でガラ空きになった相手に直接確殺パンチを打ち込むことができる。
やはりパンチとジョーは相性がいいのである。
※この記事を公開した直後に『破滅の龍メメンコ・モリ』が公開されたため両方3000越えが6枚になりました。これ以上は追いません。
総評
カード評価-★★★★★
クリーチャーがメインのデュエルでは勝敗を決め得るキーカード。
攻撃の切り札にするにせよ、防御の保険にするせよ、腐ることはほぼ考えられないだろう。
カード考察
馬力で踏みにじるという。
特に人に飼われている馬というのは、蹄鉄がついているためその接地面積は非常に狭い。
しかも体重は500キロを大きく超えてくる。ばんえい競馬の馬は900キロ近い馬も多い。
権力に踏みにじられたら法に訴えればよいし、暴力で踏みにじられたら鉄砲で殺せばよい。
しかし、馬に踏みにじられたらひとたまりもない。
未だ、人間は一匹の動物にすら劣っているという現実を考えさせられるカードである。
ところで、このカードに書かれているのは馬なのだろうか。
だってたてがみからアホ毛が出ているし、何より馬の背中にたてがみはない。
これが背びれであると考えると、馬ではなく『うまドラゴン』やその近縁種を描いたものである可能性がある。
先日中京競馬場でうまドラゴンであるクサハエルに賭けたが、中京はダートなので実力を発揮できず8着であった。芝の馬場でのレースに期待したい。